SUBLINEアプリでは、アプリバージョン3.9.6のリリースにより、接続先のネットワークの診断を行うことが可能となりました。
SUBLINEはインターネット回線を利用した電話サービスのため、ご利用中の通信環境(Wi-Fiやモバイルデータ通信)が不安定な場合、音声の途切れや遅延、通話の切断などが発生する場合がございます。
通話中に音声が遅延したり途切れる・無音になる場合や、ノイズが音声の歪み・ネットワークに関するエラーが表示される場合は、一度こちらのネットワーク診断を行っていただき、接続先のネットワークに問題が無いかを確認していただく事を推奨します。
ネットワーク診断の操作手順
ネットワーク診断は、SUBLINEアプリの設定画面から行っていただけます。
1.設定画面にある「ネットワーク診断」をタップ
2.「ネットワーク診断を開始しますか?」と表示されたら、「OK」をタップ
3.ネットワーク診断の画面に入り、「診断を開始」をタップ
※マイクの使用が許可されていない場合、以下の様なエラーが表示されます。
端末の設定画面から、SUBLINEアプリのマイクの使用を許可してから再度お試しください。
4.診断が開始されたら、診断結果が表示されるまでお待ちください。
キャンセルを押すと、実施中の診断をキャンセルできます。
5.診断終了後、以下の様に診断結果が表示されます。
「結果をコピー」をタップすると、クリップボードにネットワーク診断の結果をコピーできます。
診断結果について
ネットワーク診断終了後の診断結果の各指標の判定閾値について説明します。
各指標は 良好・注意・問題ありの3段階で判定されます。
各指標の判定と値、通話への影響は以下の通りです。
MOS(通話品質スコア)
通話音質を総合的に数値化したスコアです(1.0〜4.5)。値が高いほど良好です。
判定 | 値 | 通話への影響 |
| 良好 | 4.0以上 | クリアな音質で通話できる |
| 注意 | 3.5〜4.0未満 | 若干の音質低下を感じることがある |
| 問題あり | 3.5未満 | 音質が悪く、通話が聞き取りにくくなる |
RTT(応答時間)
端末からサーバーへ信号が往復する時間です。大きいほど会話の「タイムラグ」になります。
判定 | 値 | 通話への影響 |
| 良好 | 200ms未満 | 自然な会話ができる |
| 注意 | 200〜400ms未満 | 僅かな遅れを感じることがある |
| 問題あり | 400ms以上 | 話しかぶりが起きやすくなる |
ジッター(Jitter)
音声データが届くタイミングのばらつきです。ばらつきが大きいと声がロボットのように聞こえます。
| 判定 | 値 | 通話への影響 |
| 良好 | 20ms未満 | 問題なし |
| 注意 | 20〜30ms未満 | 声質が僅かに乱れることがある |
| 問題あり | 30ms以上 | 声が不自然になったり途切れやすくなる |
パケットロス(Packet Loss)
音声データが途中で消えてしまう割合です。値が大きいほど「声の途切れ」が増えます。
| 判定 | 値 | 通話への影響 |
| 良好 | 1%未満 | 問題なし |
| 注意 | 1〜3%未満 | 時々声が途切れることがある |
| 問題あり | 3%以上 | 頻繁に途切れ、通話が困難になる可能性あり |
MOSは総合スコアになるので、RTT(応答時間)、ジッター(Jitter) 、パケットロス(Packet Loss)3項目のうち1つでも「問題あり」になると、総合判定も「問題あり」になります。
指標テーブル以外にも、接続詳細セクションの以下の項目がネットワーク問題を指摘している場合があります。
| 項目 | 正常時の例 | 問題を示唆する値 | 意味 |
| Local | srflx (udp) | relay (udp/tcp) | リレー接続 = UDPが制限されている |
| TURN使用 | なし(直接接続) | あり(リレー接続) | ファイアウォール/NATの制限が厳しい |
| 接続性 | UDP・NAT越え | TCP・リレー接続 | UDPブロック環境 |
上記の判定を踏まえてまとめると、「接続先のネットワークに問題がある」と見なされるのは、以下のいずれかに該当する場合です。
- ジッタが20ms以上 — 通信の揺らぎが大きい
- RTTが200ms以上 — サーバーとの応答が遅い
- パケットロスが1%以上 — データが失われている
- MOSが4.0未満 — 総合品質スコアが低い
- TURN使用あり — UDPがブロックされリレー接続になっている
- 品質警告パネルが表示されている — SDKが品質問題を検出
特に、パケットロス ≥ 3% または RTT ≥ 400ms の場合は問題ありの判定となり、通話品質に明確な影響が出るレベルとなります。
通話品質に問題があると感じた場合は、一度接続先のネットワークを変更(Wi-Fiの場合モバイルデータ通信に変更)するなどを試していただく事で、解決できる場合があります。
トラブルシューティングについて
ネットワーク診断の各項目で「問題あり」となった場合、以下のトラブルシューティングが有効です。
1.ルーターの再起動
長期間稼働しているルーターはメモリリークや接続テーブルの肥大化で性能が劣化します。
電源を抜いて30秒待ってから再投入してください。
2.端末の再起動
端末のネットワークスタックやバックグラウンドプロセスをリフレッシュできます。
3.他の端末・アプリの帯域消費を止める
同一ネットワーク上で動画視聴、大容量ファイルのダウンロード/アップロード、クラウド同期などが行われていると帯域を圧迫します。
通話中はこれらを停止することで解決する場合があります。
4.VPNの切断
VPN接続中は全通信がVPNサーバーを経由するため、RTTの増大やパケットロスの原因になります。
通話時はVPNを切断して再測定してください。
5.端末のバッテリー最適化/省電力モードをオフにする
省電力モードはネットワーク通信を制限する場合があります。
6.場所の移動(Wi-Fi利用時)
Wi-Fiルーターに近い場所に移動してください。
壁や床を挟むと電波強度が大幅に低下します。
7.再測定
ネットワーク品質は時間帯や混雑状況で変動します。
「もう一度測定」ボタンで複数回測定し、一時的な問題か恒常的な問題かを切り分けてください。
Android固有のトラブルシューティング
ネットワーク診断の結果が改善しても通話品質に問題がある場合、Android版には音声デバイス設定の切り替えという追加の対処があります。
ホーム画面のアイコンを長押しすると「標準」⇔「カスタム」を切り替えられます。
デフォルトの「標準」モードではハードウェアAEC/ノイズサプレッサーが無効化されており、端末によってはこの設定を「カスタム」に変更することで改善する場合があります。